情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「テレビ報道と活用法」


日 時: 2014年1月20日(月) 13:00〜17:30
会場: エフシージー総合研究所 会議室

東京・江東区青海の弊社で、1月20日、「テレビとの付き合い方」「広報活動とテレビ活用」「テレビ報道と危機管理広報」などをテーマにセミナーを開催しました。講師は、フジテレビ報道局解説委員の大林宏氏。くまモンブームに火をつけ、現在、熊本県東京事務所長を務める佐伯和典(さえき・かずのり)氏とソフトウェア開発の富士ソフト㈱コーポレートコミュニケーション室長の井上喜久栄(いのうえ・きくえ)氏、フジテレビ常務取締役で報道・情報制作・国際担当の箕輪幸人(みのわ・ゆきと)氏。

「報道番組は進化の途上」と大林宏氏 「報道番組は進化の途上」と大林宏氏

第1部の「テレビとの付き合い方 −報道体制と情報発信のヒント」では、大林宏氏が報道番組の視点からテレビメディアについて解説しました。テレビニュースの特徴として速報性、同時性、臨場感の3点を指摘。視聴者がまるで現場にいるような雰囲気を伝え、手触り感や生々しさを感じさせるメディアであると説明しました。テレビ報道と企業情報との関わりでは、番組で取り上げる条件として公共性や公益性が認められる情報であって、映像が必要であると説明。例えば、環境・エネルギー問題に関連するもの。独自の技術、地域と密接な企業活動、話題の商品などが取り上げられやすいとアドバイスしました。ニュースや報道番組が時代の変遷のなかでスタイルを変えてきたことにも触れ、時代によりマッチしたスタイルを求めて各局とも手探りを続けていると現状を述べました。

テレビ活用の実践例を説明する講師陣 テレビ活用の実践例を説明する講師陣

第2部の鼎談「広報活動とテレビ活用」では、弊社エグゼクティブ・プロデューサーの山本ヒロ子がファシリテーターとして、佐伯和典氏と井上喜久栄氏に日頃の活動やテレビメディアの広報活用などについて説明を求めました。佐伯氏は、関心が高いくまモンの経済効果(2011年11月〜2013年10月、日銀熊本支店調べ)に関して、「くまモン商品の売上げと観光客増加による経済効果」が1244億円、「パブリシティ効果」が90億円と見積られていると発言。今後も県の認知度アップや経済押し上げに貢献していけるかが課題と述べました。また、井上氏は高齢者とのコミュニケーション機能を搭載したロボット「PALRO(パルロ)」を活用したテレビ取材への広報活動を説明。2012年上期に18件だった報道・掲載実績が13年度上期には84件に大きく増えた事例を紹介しました。その要因としてテレビ取材でイメージが向上したことと、次の取材依頼を掘り起こす好循環を生んだと報道実績アップを分析しました。

くまモンの経済効果を語る佐伯和典氏 くまモンの経済効果を語る佐伯和典氏
企業イメージが向上したと井上喜久栄氏 企業イメージが向上したと井上喜久栄氏
ファシリテーターの山本ヒロ子 ファシリテーターの山本ヒロ子
「危機管理は終わりのない努力」と箕輪幸人氏 「危機管理は終わりのない努力」と箕輪幸人氏

第3部では、報道番組の解説者を長年務めてきた箕輪幸人氏が、「テレビ報道と危機管理広報」をテーマに講演。緊急時の広報対応についてアドバイスしました。事件記者は専門記者ではない。記者会見は正しい情報を伝える場であり、伝えたいことや伝えなくてはならないことを明確にすること。東日本大震災の教訓として①想定外を想定する②人間は忘れっぽい③広報の重要性④リーダーシップを挙げました。そして危機管理の鉄則は、思考を停止せず最悪に備えることで、危機管理は終わりのない努力であるとも述べました。また、平時に行っていないことを有事にスムーズに行うことはできないので、危機を想定するだけでなく、実働訓練を実施することが望ましいと、メディアトレーニングの必要性を訴えました。

——以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています——

フジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所では、企業や団体、大学法人などの広報担当者を対象にメディアとして強い影響力を持つテレビの活用・取材対応をテーマにセミナーを開催いたします。

ツイッターやフェイスブックなど新しいソーシャル・ネットワーキング・サービスが急速にユーザー層を拡大し、情報社会は多メディア時代を迎えています。企業はもとより団体、大学などあらゆる組織が各種メディアを活用した広報活動に取り組んでいます。

そうしたなかで、テレビメディアは従来から優位性や有用性を認知されつつ、デジタル化を達成したことで、より広く社会に訴求できる媒体へと進化しています。

そこで今回は、「広報におけるテレビ活用」、「テレビとのつき合い方」、「危機管理におけるテレビ対応」などをテーマにプログラムを構成しています。

この機会にぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

テーマ テレビ報道と活用法
−取材・危機管理対応と情報発信−
日 時 2014年1月20日(月) 13:00〜17:30
会 場 エフシージー総合研究所 会議室 mapPDF
江東区青海1-1-20 ダイバーシティ東京オフィスタワー6階

Tel.03-6891-8501(直通)
参加費 一般=30,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=25,000円
(各税込み)

プログラム

13:00〜14:00 ●「テレビとの付き合い方」
—報道体制と情報発信のヒント

 【講 師】
 フジテレビジョン報道局解説委員 大林 宏氏
コーヒー・ブレイク (10分)
14:10〜16:00 ●鼎談「広報活動とテレビ活用」
—戦略的な広報活動とメディアとの付き合い方

 【講 師】
 熊本県東京事務所長 佐伯 和典氏
 富士ソフト(株)コーポレートコミュニケーション室長 井上 喜久栄氏
 エフシージー総合研究所 エグゼクティブ・プロデューサー 山本 ヒロ子
休 憩 (10分)
16:10〜17:30 ●「テレビ報道と危機管理広報」
—報道現場から見た緊急時の広報対応

 【講 師】
 フジテレビジョン常務取締役 報道・情報制作・国際担当 箕輪 幸人氏

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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