情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「反社会的勢力に付け込まれない方法」


日 時: 2013年12月18日(水) 14:00〜17:10
会場: 日本記者クラブ 宴会場

12月18日(水)、東京・内幸町の日本記者クラブで、企業の総務部担当者、コンプライアンス・危機管理担当者を対象に反社会的勢力への対応要領についてのセミナーを開催しました。 講師は、組織犯罪、外国人犯罪などの捜査指揮に当たった、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏と、ゼネコン汚職や闇社会についての取材経験が豊富な産経新聞編集委員の宮本雅史氏です。組織犯罪を取り締まる側だった弁護士と彼らの生態を間際で取材している記者が、他では聞けない困ったときの対応などを伝授いたしました。

「公正・透明性・説明責任が求められる日本には暴力団は不要」と説く、若狭弁護士 「公正・透明性・説明責任が求められる日本には暴力団は不要」と説く、若狭弁護士

第1部の講演は若狭氏が、反社会的勢力を排除する動きが出た背景と企業側に求められる「反社対応」について解説いたしました。冒頭、若狭弁護士は、暴力団員が身分を偽ってゴルフをすると詐欺罪が成立する例を説明。これは、10年前には考えられないことで、暴力団を徹底排除するという国家の強い意思の表れと解説しました。若狭氏は、取引相手が反社か否かの判断の難しさを指摘。さらに、一定期間取引が続いた後で反社と判明した場合の、関係解消はさらに難しいと話し、みずほ銀行の例をあげて具体的な対処方法を解説しました。公正、説明責任、透明性などの価値観が求められる中で、暴力団等の反社集団の存在は許されないものとなっていると述べ、勇気を持って対応すべきと結び、講演を締めくくりました。

「暴力団には毅然とした態度で対応すべき」と説く宮本氏 「暴力団には毅然とした態度で対応すべき」と説く宮本氏

第2部は、宮本氏が近年の暴力団の実態とそうした集団から会社を防衛する方法を解説しました。昭和30年に18万人を数えた暴力団組員が、平成24年には6万人ほどに減っていると述べ、暴対法や暴排条令によって、暴力団包囲網が完成しつつあると説明しました。他方で、暴力団関係者は法律の表・裏を研究し、これまでの粗暴犯から知能犯・経済犯へとシフトしてきていると実態例を解説。また、追い詰められた暴力団の一部は先鋭化し、警察官や一般市民にも銃を向けるようになっている。何かあったら、自分たちだけで解決しようとせず、必ず警察や暴力追放運動の推進センターなどに相談するよう強調し、講演を終了しました。

——以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています——

フジサンケイグループのシンクタンクであるエフシージー総合研究所では、企業や団体などの総務、コンプライアンス担当者を対象に危機管理セミナー「反社会的勢力に付け込まれない方法」を緊急開催いたします。

みずほ銀行をはじめとしたメガバンクや大手のローン会社で、次々と暴力団関係者などの反社会的勢力への融資が明らかになり、企業のブランドや信用を大きく傷つける事態となりました。

これまでも、業種に関わりなく、あらゆる企業が反社会的勢力との関係遮断を自社の倫理規定等にあげています。しかし、取引相手の個人や法人が、反社会的勢力かどうかの見極めはきわめて困難であり、統一的なデータベースも構築されていません。

今回のセミナーでは、暴力団、えせ右翼、えせ同和、フロント企業、不当な要求を繰り返す集団を見極めるための情報のとりかたや、知らぬうちに関係を持っていた場合の対処方法を弁護士と新聞記者が助言します。

講師は、検事として26年間にわたり、東京地検特捜部をはじめとして、汚職や組織犯罪の摘発などに従事し、検事退任後は弁護士として企業コンプライアンスや危機管理などを扱っている若狭勝氏と、社会部記者として企業不祥事を取材してきた産経新聞東京本社編集委員の宮本雅史氏です。

このセミナーでは、事前に参加者の皆さまから個別にご質問・ご相談をうけたまわり、講義の中で質問者がわからないように講師が解説いたします。

めったにない法曹界とマスコミ界の専門家によるセミナーです。ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、参加者全員に、若狭勝氏サイン入りの著書「ニュースで鍛える善悪の整理術」をプレゼントいたします。

テーマ 危機管理セミナー「反社会的勢力に付け込まれない方法」
日 時 2013年12月18日(水) 14:00〜17:10
会 場 日本記者クラブ 宴会場 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)
参加費 一般=20,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=15,000円
(各税込み)

プログラム

14:00〜15:30 ●企業における暴力団排除の取り組み
—巧妙化する手口、排除の実務動向、関係解消事例など

 【講 師】 弁護士(元東京地検特捜部副部長) 若狭 勝氏
(15:00〜15:30) 質疑応答コーナー
 ご参加いただいた皆さまからは、事前に、無記名でご質問をお受けいたします。
(講師がお答えする際には、企業名等は伏せます)
休 憩 (10分)
15:40〜17:10 ●暴力団の情勢・実態
—全国の組織勢力、団員の実態、警察の取り組みなど

 【講 師】 産経新聞東京本社編集委員 宮本 雅史氏
(16:40〜17:10) 質疑応答コーナー
 ご参加いただいた皆さまからは、事前に、無記名でご質問をお受けいたします。
(講師がお答えする際には、企業名等は伏せます)

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当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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