情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

不祥事発生!!

「公表の判断と発表の仕方講座」

〜社内調整から世間を納得させる説明まで〜
日 時: 2013年11月21日(木) 14:00〜17:30
会場: 日本記者クラブ 大会議室

11月21日(木)、東京・内幸町の日本記者クラブで、広報担当者を対象に不都合な事象が発生した場合のマスコミ発表の是非とその方法についてセミナーを開催しました。

講師は、大手IT企業で広報部長や広報コンサルタントなど広報の専門職として活動、現在は新日本有限責任監査法人で広報室長を務める佐藤宏之氏、フジテレビ報道局解説委員で危機管理総務も兼任している大林宏氏、産経新聞大阪本社編集局次長兼大阪特派員の近藤豊和氏です。取材する側、される側の第一線に立つ講師が、他では聞けない困ったときの広報対応を伝授いたしました。

「会見を嫌がるトップを以下に説得するかが重要」と佐藤宏之氏 「会見を嫌がるトップを以下に説得するかが重要」と佐藤宏之氏

第1部の講演は、新日本有限責任監査法人の佐藤氏が、自身が体験した豊富な実例を基に、公表すべき事案の見分け方と発表に向けての必要なプロセスについて解説いたしました。冒頭、佐藤氏は、「不祥事会見はマニュアルどおりには絶対行かない」と明言し、日ごろから会見の場に立つと思われる経営陣へのメディアトレーニングの重要性を強調。また、広報マンはその軸足を社内6割、社外4割ぐらいにおいて、時に社内に向けて辛口の進言をするぐらいの強さを持たなければいけないと述べました。最後に、会見を開くかどうかの判断ついて解説。2-3社のマスコミから問い合わせがあれば、ケースによっては、すぐにトップが会見するほうが、火消しになると述べ講演を締めくくりました。

「人は見た目で判断する」と説く大林宏氏 「人は見た目で判断する」と説く大林宏氏

第2部は、フジテレビの大林氏がモンスター化する顧客や特殊団体のクレームからどう会社を守るべきかについて解説しました。大林氏は、自身が経験した圧力団体との交渉の模様を臨場感たっぷりに話し、会社側に落ち度があったとしても、理不尽な要求には決して屈してはいけないと解説しました。交渉の際には、決して卑屈な態度をとることなく、相手の話を聞く姿勢を保つことなど、重要ポイントを説明しました。最後に、テレビマンから見た不祥事会見での注意事項を説明し、講演を終了いたしました。

「大企業が消費者の信頼感をないがしろにした年」と近藤豊和氏 「大企業が消費者の信頼感をないがしろにした年」と近藤豊和氏

セミナー最後の講演は、産経新聞の近藤氏が、突然のマスコミ取材への対応方法を解説しました。近藤氏は、まず、「今年は、1日おきに不祥事が新聞紙面に掲載されるほど多発し、事件記者にとってはまさに”当たり年”だった」と述べ、会場を沸かせました。みずほ銀行、阪急阪神ホテルズの経緯を時系列で説明した後、紙面には出ていない関係者の声などとともに、不祥事発生に際してとるべき広報対応を解説しました。企業防衛の第一線に立つ広報マンは、「場の空気」をいち早くつかみ、世論がどう動くかを常にシュミレーションしていく必要があると強調。最後に、緊急事態発生時の広報マンのとるべき動きと会見に用意すべきペーパー類の説明を行い、講演を終了いたしました。

満席となった会場=東京・内幸町の日本記者クラブ
満席となった会場=東京・内幸町の日本記者クラブ

——以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています——

フジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所では、企業や団体の広報・危機管理担当者のための実践的な広報セミナーを開催いたします。今回のテーマは「公表の判断と発表の仕方講座」です。

不祥事や自社にとって都合の悪い事案が発生した際に、「誰になにを説明すべきなのか」、「社内をどう調整すべきなのか」等々、公表の方法やタイミングも含めて判断に迷うことが多々あると思います。セミナーでは、聞き手が納得する方法を、現役の新聞・テレビの報道幹部と広報責任者が解説します。

講師は、大手IT企業で広報部長や広報コンサルタントなど広報の専門職として活動、現在は新日本有限責任監査法人で広報室長を務める佐藤宏之氏、フジテレビ報道局解説委員で危機管理総務も兼任している大林宏氏、産経新聞前社会部長で現編集局編集長の近藤豊和氏です。

現役の広報責任者、報道幹部による、他では聞けない困ったときの広報対応を学べるコースです。この機会にぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、本セミナー限定で、お2人様以上でお申し込みいただいた場合、参加費を1割引とさせていただきます。

テーマ 広報・危機管理担当者向けセミナー
「公表の判断と発表の仕方講座」
日 時 2013年11月21日(木) 14:00〜17:30
会 場 日本記者クラブ 大会議室 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)
参加費
(税込み)
一般=30,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=25,000円
※お2人様以上でお申し込みされると参加費を1割引とさせていただきます。

プログラム

14:00〜15:00 ● 公表すべき事案の見分け方と発表へのプロセス
  —公表に向けてトップをどう説得し、社内を納得させるか−
【講 師】 新日本有限責任監査法人 広報室室長 佐藤宏之氏
15:15〜16:15 ● 顧客・圧力団体からのクレームにどう対応すべきか
  —無理難題を寄せ付けず、相手を納得させるためのツボとは—
【講 師】 フジテレビ報道局解説委員兼危機管理総務 大林宏氏
16:30〜17:30 ● 突然のマスコミ取材への対処法と日ごろの準備
  —話せること、話せないこと、どのように記者を納得させるか—
【講 師】 産経新聞編集局編集長 近藤豊和氏

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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