情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「海外での事件・事故にどう対処するか」

日 時: 2013年4月18日(木) 14:00〜19:00
会 場: 日本記者クラブ 大会議室

4月18日(木)、東京・内幸町の日本記者クラブで、広報・危機管理担当者を対象に海外での事件・事故に関する危機管理などを解説するセミナーを開催しました。講師は、危機管理コンサルタントで(株)ジェイ・エス・エス副社長の柊本盛治氏(元警察庁警備局外事課・元ミュンヘン総領事館領事)、ドイツ、ブラジルなどで15年間の海外駐在経験をもつ、味の素(株)広報部PRグループ部長の三好寛行氏、産経新聞横浜総局記者の小林佳恵氏です。広報部門や人事・海外事業部門のご責任者などが参加しました。

柊本盛治氏 柊本盛治氏

第1部の講演は、柊本氏が世界のテロや誘拐情勢など海外進出企業が気をつけるべき情報や危機管理のあり方について説明しました。官庁から出されているアドバイスは、旅行者などを主な対象とした原則なので、現地に進出している企業関係者がそのまま利用できないものがあると述べ、自分たちでよく吟味した上で、自分たちに有効なものに仕上げる必要があると述べました。さらに、各国での犯罪傾向や犯罪実態などを映像を交えて解説し、講演を終了しました。

三好寛行氏 三好寛行氏

第2部は、味の素広報部の三好氏が海外駐在員に必要なリスクに対する備えや考え方について自身の経験を基に解説しました。三好氏は、まず、「自分の身は自分で守る」という意識をしっかり持つことが必須条件であり、海外で日本の常識は通じないことを強調。その上で、現地の歴史や宗教を学んだり、現地語を覚えたりすることなどがリスクを低減させる早道と説きました。現地では、社内のさまざまな階層の人と話をして、敵を作らないことも重要なポイントと説明するなど、海外での生活全般についての注意点を挙げて講演を締めくくりました。

小林佳恵氏 小林佳恵氏

セミナーの締めくくりは、アルジェリア人質事件での日揮の広報対応について、産経新聞横浜総局の小林氏に現場担当記者の目で解説していただきました。取材の最前線となった日揮本社では、情報を求めてさまざまなマスコミが現れる中、日揮の広報担当が冷静にマスコミ側と交渉し、情報提供に努めてくれたと説明。広報担当者と現場記者とのやり取りなど記事にはなっていない現場での出来事についてレポートしてもらいました。

講演終了後には、講師を囲んで懇親会を開催。広報対応や危機管理について活発な意見交換を行い、盛況のうちにセミナーを終了しました。

——以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています——

エフシージー総合研究所は、危機管理・広報セミナー「海外での事件・事故にどう対処するか」を開催します。

グローバル化の波の中で、多くの企業が海外事業の強化策を打ち出してきました。海外で勤務する従業員が、テロや事故に巻き込まれるケースを想定した情報収集と危機管理体制の確認は喫緊の課題となっています。

警察庁警備局のご出身で海外での危機管理の専門家である柊本盛治氏、味の素(株)広報部PR グループ部長の三好寛行氏、産経新聞横浜総局記者の小林佳恵氏ら3 氏を講師に迎え、平時の危機管理体制と事件が発生した場合の情報統制のあり方、さらにマスコミを敵にしない広報態勢などについてアドバイスします。

広報や総務担当など、企業でリスク管理を任されている担当者向けのプログラムです。
知識の確認とともに人脈を広げるまたとない機会ですので、ぜひご参加ください。

受講対象: 企業・団体の広報・危機管理担当者、幹部職員の方々
講座の目的:
  1. 海外での事件・事故に対する危機管理
  2. マスコミからの事件・事故取材への対応能力の向上
テーマ 平時の危機管理体制の構築法と緊急時の情報統制
「海外での事件・事故にどう対処するか」
日 時 2013年4月18日(木) 14:00〜19:00
会 場 日本記者クラブ 大会議室 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)
受講料 一般=30,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=25,000円
(各税込み・懇親会費含む)

プログラム

14:00〜15:30 平時の危機管理体制の構築法と事故発生時の対処法
【講 師】
危機管理コンサルタント・(株)ジェイ・エス・エス副社長 兼危機管理コンサルティング事業本部長 柊本盛治氏(元警察庁警備局外事課・元在ミュンヘン総領事館領事)
15:30〜16:30 海外駐在経験者から見た安全対策とは
現地で危難にあいやすい人、あいにくい人
【講 師】
味の素(株)広報部PR グループ部長 三好寛行氏
16:30〜17:30 —日揮の取材現場から—
事件発生 — 記者は何を感じ、何を聞いたか
【講 師】
産経新聞 横浜総局記者 小林佳恵氏
17:30〜19:00 講師を囲んで情報交換会(懇親会)

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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