大学広報セミナーレポート(開催レポート) 広報セミナーのご紹介
危機管理のための大学の態勢作り
日時: | 2011年3月18日(金)15:00〜17:00 | |
会場: | 日本記者クラブ 小会議室![]() |
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講 師: | 広報コンサルタント 萩原 誠氏 |

大学の危機管理をテーマに、広報コンサルタントの萩原誠氏にアドバイスをいただきました。萩原氏は、帝人(株)で長らくマーケティング、広報部長としてリスクマネジメントの現場を指揮してこられました。
まず荻原氏は、リスクマネジメントの重要な前提として、組織風土の健全化が最重要だと述べました。多くの不祥事が「企業体質」や「組織風土」が要因となって発生すると指摘し、組織の枠組みの変更や部署の新設だけでは防止できないと強調。企業理念を基本とした意思決定の明確化など、経営者・従業員の意識改革を進める必要があると述べました。さらに、広報は、世間と社内とのギャップに警鐘を鳴らし、経営陣に正しいフィードバックを行うことが求められているとして、広報担当者が経営者の目や耳となり、企業活動全般に係わる必要性を訴えました。
さらに荻原氏は、現実に不祥事が発生すると、保身に走ったり、過小評価したり、さらには隠蔽をしたくなるものだが、必ず露見すると述べ、露見のタイミングが遅くなるほど、組織にとってはリスクが増大すると訴えました。この点を踏まえ、以下の広報担当者の役割について解説・アドバイスを行いました。
- 企業・組織のブランドイメージの維持・向上
- 職場風土の改善
- 危機発生時の情報伝達網の確立
- 社内全般のコミュニケーション強化

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