情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

広報・コンプライアンス担当者の危機管理セミナー

不祥事発生時の組織防衛策

—不正調査のプロ、広報担当者、マスコミからアドバイス—
日時: 2010年10月25日(月) 13:00〜17:00
会場: 日本記者クラブ・9F 大会議室

 10月25日、東京・内幸町の日本記者クラブで、不祥事が発生した場合の適切な対応を考えるセミナー「不祥事発生時の組織防衛策」を開催しました。講師は、不正調査の専門家として公認会計士の坂上信一郎氏、企業の広報担当役員としてキッコーマン執行役員コーポレートコミュニケーション部長の中村隆晴氏、記憶に残る不祥事を取材してきたジャーナリストとして産経新聞の元社会部長で、現在論説委員兼編集局編集委員の別府育郎氏の3人。当日、企業広報担当役員、広報担当管理職のほか、法務・コンプライアンス担当者などが参加し、会場は満席となりました。

公認会計士 坂上 信一郎氏
公認会計士 坂上 信一郎氏

 まず、坂上氏は、企業や団体での不祥事がなぜ起きたのかを解説しました。上場会社30社の不祥事を取り上げ、不正の概要や発生後の社内外での調査委員会活動について分析した結果を発表。不正に手を染める動機としては、処遇への不満、納得できない叱責など個人的な理由のほか、売り上げ至上主義や過剰なノルマ達成へのプレッシャーなどが挙げられると説明しました。これらを防ぐには、内部統制の確立と社員の倫理観醸成の教育が不可欠と訴えました。このほかにも、(不祥事の)記者発表の形態にも言及したうえで、外部調査委員会への委託方法や調査委員会の報告と広報発表のすり合わせの手順についてもアドバイスしていただきました。

キッコーマン執行役員コーポレートコミュニケーション部長 中村 隆晴 氏
キッコーマン執行役員コーポレート
コミュニケーション部長
中村 隆晴 氏

 次いで、不正・不祥事の当事者となった場合、どう広報活動を展開するのか、中村氏から説明していただきました。日頃の心構えとして、経営に関するリスクを把握して社内外の動きをウォッチし、自社に起こったときのシュミレーションやメディアトレーニングをしておくことが重要と強調。不適切な事例として、キッコーマンの子会社で発生したワインの事案を紹介しました。虚偽表示の事故で済んだ件が対応を誤ったため食品衛生法事件にまで発展した経緯に触れ、最初のボタンのかけ違いが企業ブランドを失墜させ、経営に甚大な影響を及ぼしたと述べました。このほか、平時での広報活動や担当記者とのつき合い方など、豊富な実務経験を元に助言していただきました。

経新聞論説委員兼編集局編集委員 別府 育郎 氏
経新聞論説委員兼編集局編集委員
別府 育郎 氏

 次いで、不正・不祥事の当事者となった場合、どう広報活動を展開するのか、中村氏から説明していただきました。日頃の心構えとして、経営に関するリスクを把握して社内外の動きをウォッチし、自社に起こったときのシュミレーションやメディアトレーニングをしておくことが重要と強調。不適切な事例として、キッコーマンの子会社で発生したワインの事案を紹介しました。虚偽表示の事故で済んだ件が対応を誤ったため食品衛生法事件にまで発展した経緯に触れ、最初のボタンのかけ違いが企業ブランドを失墜させ、経営に甚大な影響を及ぼしたと述べました。このほか、平時での広報活動や担当記者とのつき合い方など、豊富な実務経験を元に助言していただきました。


——以下参考用にセミナーの御案内を全文掲載しています——

 産経新聞、フジテレビなどのフジサンケイグループのシンクタンクであるエフシージー総合研究所では、企業や団体の危機管理対応能力を高めるための広報セミナーを開催いたします。今回のテーマは、「不祥事発生時の組織防衛策」です。

 景気低迷のなか、業績向上へのプレッシャーが企業や個人にますます重くのしかかってきています。そうした風潮が不正行為や不祥事につながるケースも散見されます。今回は、組織内での不正を未然に防ぐためのチェックポイントや発生した場合の広報対応、内外の調査委員会の立ち上げ方法など、ダメージを最小限にとどめ、企業のプラスイメージを作り上げる方法について解説いたします。

 講師は、長年、企業買収での事業評価や紛争処理に携わり、企業による不正行為の調査にも携わっている公認会計士の坂上信一郎氏、キッコーマン株式会社 執行役員コーポレートコミュニケーション部長の中村隆晴氏、多くの企業不祥事を取材されてきた、産経新聞論説委員兼編集局編集委員の別府育郎氏のお三方です。各講師の方には、それぞれの視点から今回のテーマについてお話しいただきます。

 この機会にぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

テーマ 広報セミナー「不祥事発生時の組織防衛策」
日 時 2010年10月25日(月) 13:00〜17:00
会 場 日本記者クラブ 大会議室
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階
Tel.03-3503-2721(代表)
参加費 一般=33,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=28,000円

プログラム

13:00〜14:30 不祥事はなぜ起きたか。 データから探る原因と防止のための体制作り 不正防止の管理原則と外部第三者調査委員会設置の手続きまで。
【講 師】 公認会計士 坂上 信一郎 氏
14:30〜14:45 休憩(15分)
14:45〜15:45 事故を事件にしない体制作り。 平時の広報と危機管理広報
顧客・マスコミにどんなコミュニケーションをとっていくか。
【講 師】
キッコーマン株式会社
執行役員コーポレートコミュニケーション部長 中村 隆晴 氏
15:45〜16:00 休憩(15分)
16:00〜17:00 ブランドはなぜ堕ちたか。 取材現場からの報告
マスコミから見た「やってはいけない広報対応」
【講 師】
産経新聞 論説委員兼編集局編集委員 別府 育郎 氏

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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