情報調査部

フジサンケイ広報フォーラム

広報セミナー(開催レポート)

選挙PR最新事情『当選の極意』

選挙PRの極意を企業広報に生かす
日 時: 2013年3月18日(月)15:00〜17:00
会 場: 日本記者クラブ 9F−宴会場
講 師: 選挙プランナー 三浦博史 氏 アスク(株)代表取締役社長

フジサンケイ広報フォーラム3月の月例会は選挙プランナーの三浦博史(みうら・ひろし)氏を講師に迎え、「米大統領選挙に学ぶ広報戦略」と題して、政治の世界に見る広報活動と企業広報に生かせる広報手法についてお話いただきました。

講演要旨

三浦博史氏 三浦博史氏

政治の世界と宣伝活動は切っても切れない関係にあります。本日は、米大統領選挙や日本の政治家による選挙活動の実例を挙げて、効果的な選挙PR活動最新事情についてお話したいと思います。

世論調査やマーケティング・リサーチでは、インターネットが保有する膨大なデータの活用が有効といわれています。昨年の米大統領選挙では、オバマ陣営がこうしたビッグデータを活用し、セグメンテーション別の有権者の取り込を図ったといわれています。しかしもはや米国ではインターネット選挙は一段落し、またテレポリティックスに回帰、戻りつつあります。米国の心理学者メラビアン教授によると、人は93%は視覚情報プラス聴覚情報=見た目判断するそうです。日本でも「小泉劇場」以来、テレビによって選挙の行方が決まる流れ(テレポリティクス)が定着しました。昨年末の衆院選でも各党のマニュフェストや選挙公報がインターネット上でも比較されていましたが、多くの有権者はこれを見て判断したわけではないのです。テレビ報道などを見て、民主党政権に愛想を尽かし、安倍自民党を選んだわけです。また、橋下徹大阪市長のツィッターはとても有名です。しかし、このツィッターを直接アクセスしている人は非常に少ないわけです。テレビや新聞の後追い報道で注目されるのです。

不都合な事実は誰にでも起こりえます。ことに政治家にとっては、落選の危機もはらむので、慎重な対応が必要です。ここで重要なポイントの1つは、「事実と真実」の違いを知ることです。事実を否定して、その事実を肯定する別の証言が出てくると、手の施しようがなくなるからです。事実を認めた上で、「実は真実はこう違う」と説明したほうが、傷口が広がらないこともあるのです。「事実と真実」の使い分けは、企業広報でも活用できるのでしょう。最後に、人を納得させる謝罪の仕方について一例をあげます。目は、心を映す鏡などといわれます。謝罪の言葉を述べて、頭を下げたとしても、“目が謝ってない!”として謝罪が信用されないことが多いのです。しかし、その際、深いお辞儀をしながら目を閉じれば、心理学的に効果があると言われます。また、何かを相手にお願いするときも、目をつぶる手法は効果があります。有権者のハートを掴むことと、消費者のハートを掴むこととでは似ていて非なるものも多いのです。

——以下、参考用に今回の月例会の御案内を掲載しています——

「フジサンケイ広報フォーラム」の3月の月例会は、選挙プランナーの三浦博史氏を講師に招き、選挙活動における広報、マーケティング戦略についてお話いただきます。

講師の三浦氏は、1989年にわが国初の選挙キャンペーンの総合プランニングを設立しました。以来当選請負人として、国政選挙、首長選挙、地方議員選挙までさまざまな選挙戦を手がけ、勝率9割以上の結果を残されております。

講演では、米大統領選挙での人心掌握術やネガティブキャンペーンや国内選挙での広報術や人を納得させる謝罪の仕方などについてお話いただきます。

短期間で人の心をつかむ必要のある選挙戦での広報戦略は、一般の企業・団体でも大いに学ぶ点があると思います。めったに無い機会ですので、ぜひともスケジュール調整のうえ、関係部署にもお声をかけていただき、参加くださいますようご案内申し上げます。

テーマ/講師
  • 『米大統領選挙に学ぶ広報戦略』
  • 選挙プランナー 三浦博史氏 アスク(株)代表取締役社長
日 時 2013年3月18日(月)15:00〜17:00
会 場 日本記者クラブ 宴会場 map
(千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9F)
Tel.03−3503−2721

月例会とは

会員制情報サービス組織「フジサンケイ広報フォーラム」が毎月開催する「勉強会」です。広報担当者にすぐに役立つ情報提供を目的にしたものです。勉強会のテーマは、事件・事故、特殊ジャーナリズム、内部告発などへの対応といった危機管理やIRなど。時には企業見学会なども実施します。
月例会には、会員各社から何名でもご参加いただけます。また、テーマによっては関連部門(宣伝部や法務部など)の方のご参加も可能です。
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