情報調査部

フジサンケイ広報フォーラム

広報セミナー(開催レポート)

『テレビじゃないフジテレビ』

映画プロデューサー 亀山千広氏を迎えて
日 時: 2013年1月24日(木)15:00〜17:00(月例会)/17:00〜18:00(懇親会)
会 場: 日本記者クラブ 10F-Aホール(月例会)/10F-Bホール(懇親会)
講 師: フジテレビジョン常務取締役 総合メディア開発 映画事業局長 亀山千広 氏

フジサンケイ広報フォーラム1月の月例会はフジテレビジョン常務取締役映画事業局長の亀山千広(かめやま・ちひろ)氏を講師に迎え、「テレビじゃないフジテレビ」と題して、映画ビジネスの世界についてお話いただきました。当日は、恒例となっている新年会を開催、講師の亀山氏を交えて、活発な意見交換の場となりました。

講演要旨

亀山千広 フジテレビジョン常務取締役 映画事業局長 亀山千広 フジテレビジョン常務取締役 映画事業局長

私は、フジテレビに入社以来、番組の制作、企画、編成に深く関わり、2003(平成15)年にフジテレビが日本のテレビ局として初めて映画事業局を立ち上げたときから、映画ビジネスの世界に身をおいております。

テレビは視聴率という指標で、何万人、何億人の視聴者がいるのかを算出しています。視聴率はパーセンテージで表されるので当然、分母は100です。わかりやすくいうと、テレビ局は100人のお客を相手にする商店街なのです。その商店街には300ほどのお店(チャンネル)があって、100人のお客を取り合っているわけです。このビジネスでは、いかにほかのお店からお客をとってくるかが鍵になります。もっとも、近年では個人の趣味や価値観の多様化が背景にあって、いかに100人のお客に商店街自体に来てもらうかを考えないといけない時代になりました。

テレビマンにとって、視聴率はお客の数を知る絶対的な指標ですが、それは数字であって、お客の顔は見えません。これに対して、映画はスポーツ観戦やイベントと同様にお客の生の顔が見えるのです。テレビと違って、より深く顧客心理を理解し、仕掛けを作らないとわざわざ劇場に足を運んでもらえません。映画作りでは、人の琴線に触れることが重要で、「泣けそう」「笑えそう」「怖そう」といったキーワードをどう盛り込み、訴求できるかがポイントになります。

映画ビジネスの手法を述べる際に、人と各媒体との物理的な距離を使って説明しています。3ミリは携帯など1対1の伝達媒体。30センチは、活字やパソコンで、欲しい情報を検索するという媒体。3メートルはテレビなど、いわゆるマス媒体。そして、30メートルが映画です。この30メートルの映画メディアを成功させるには、その前の3つの距離の媒体をうまく使う必要があります。マスで訴え、関心を持った人に検索してもらい、友達に伝えて広げてもらうという手法です。

テレビ局が映画をだめにしたとの批判は承知していますが、2000億円のマーケットにまで縮小した映画産業を何とか踏みとどまらせているのもテレビなのです。これからも、テレビが一番得意な手法を使って、映画でしか作れない作品を作っていきたいと考えています。

——以下、参考用に今回の月例会の御案内を掲載しています——

「フジサンケイ広報フォーラム」の新年1月の月例会は、フジテレビジョン常務取締役 総合メディア開発 映画事業局長の亀山千広氏を講師に招き、「テレビじゃないフジテレビ」をテーマに開催いたします。

フジテレビには、30年以上にわたる映画製作の実績があります。1990年代後半から、テレビ局が主導することで、低迷する日本映画を復活させる流れを作りました。

講師の亀山氏は、日本実写映画の興行収入歴代1位の記録を持つ『踊る大捜査線』シリーズなど数多くのヒット作をプロデュースし、「テレビじゃないフジテレビ」を牽引しています。講演では映画製作の舞台裏やフジテレビのメディア開発戦略などについてお話いただきます。

当日は、恒例の新年会を兼ねた懇親会も開催します。スケジュール調整のうえ、関係部署にもお声をかけていただき、参加くださいますようご案内申し上げます。

テーマ/講師
  • 「テレビじゃないフジテレビ」
  • フジテレビジョン常務取締役 総合メディア開発 映画事業局長 亀山千広氏
日 時 2013年1月24日(木)
月例会:15:00〜17:00(10F-Aホール)
懇親会:17:00〜18:00(10F-Bホール)
会 場 日本記者クラブ ホールA・B
(千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル10F)
Tel.03−3503−2721

月例会とは

会員制情報サービス組織「フジサンケイ広報フォーラム」が毎月開催する「勉強会」です。広報担当者にすぐに役立つ情報提供を目的にしたものです。勉強会のテーマは、事件・事故、特殊ジャーナリズム、内部告発などへの対応といった危機管理やIRなど。時には企業見学会なども実施します。
月例会には、会員各社から何名でもご参加いただけます。また、テーマによっては関連部門(宣伝部や法務部など)の方のご参加も可能です。
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