情報調査部

フジサンケイ広報フォーラム

広報セミナー(開催レポート)

産経社会部は何を伝えたか

社会部長が今年のニュースを総括
日 時: 2012年12月10日(月) 15:00〜17:00(月例会)/17:00〜18:00(懇親会)
会 場: 日本記者クラブ 宴会場(月例会)/小会議室(懇親会)
講 師: 産経新聞編集局社会部長兼科学部長 斎藤浩 氏

フジサンケイ広報フォーラム12月の月例会は産経新聞社会部長の斎藤浩(さいとう・こう)氏を講師に迎え、「産経社会部は何を伝えたか」をテーマに今年のニュースの総括をしていただきました。当日は、恒例となっている忘年会を兼ねた懇親会も行いました。講師の斎藤氏を交えて、活発な意見交換の場となりました。

講演要旨

人々の喜怒哀楽を伝えたいと語る斎藤社会部長 人々の喜怒哀楽を伝えたいと語る斎藤社会部長

この12月は、都知事選挙と衆院選挙が重なるあわただしい年末になりました。特に衆院選は、12の政党が乱立し、政党間の違いも不明瞭なことから、投票する国民の側も困惑しているのではないかと思います。小泉純一郎政権以来、いわゆる劇場型の選挙が続いています。われわれも、そうした政治の在り方について、深く斟酌することなく、報道してきたのではないかと反省しています。11月の解散から、そうした反省をふまえ、社会面に連載して民主党の3年間を総括した「熱狂の爪痕」、素人がかくも簡単に政治家になれる理由や民意とは何かを追った「振り子の政治」、今回の選挙で問われている公約と有権者の意識をさぐる「争点 師走を歩く」をそれぞれ掲載しました。各党の政策の検証と有権者の考えを中軸にすえた紙面展開です。今回の衆院選は、国民の多くが、経済の好転と政治的安定を求める結果、自民党が圧勝するといわれています。そのため、自民党が再び政権に返り咲いたとしても、経済を好転させる結果を出さなければ、国民の政治不信がさらに募る可能性があります。

今年は、4年に1度のオリンピック・イヤーでしたが、今回のロンドン五輪は、日本国民にとって、大変特別なものでした。あの大震災以来はじめての大規模なイベントだったからです。われわれは、被災地とロンドンをつなぐ特集を組み、五輪で活躍したアスリートたちが被災地を忘れていないことを紙面を通じてアピールしました。

2012年は、社会部記者にとって年初から忙しい年でした。11年の大晦日に、あのオウム真理教の平田信被告が自首し、今年の元旦に逮捕されたり、ゴールデンウィーク中に関越道で高速バスが防音壁に激突して7人の乗客がなくなったりと、現場の記者たちには、休み返上で取材してもらった年でもあります。警察の不祥事が大変多かった年でもあります。長崎ストーカー事件では、千葉県警が被害届の受理を先延ばししたり、最近では、ストーカーに対して漫然と被害者の住所を教えて殺害にいたらせたなど、組織としてたるんでいるとしか思えない事例が多数あります。ある警察幹部と話した際に、組織として過去の問題から学ぶという姿勢が希薄になっていると嘆いていました。こうしたことは、企業の危機管理にも当てはまるかと思います。広報のかたがたには社会面を隅々まで読んでいただき、そこに出ている事件・事故の例を他山の石としてお役立ていただきたいと存じます。

——以下、参考用に今回の月例会の御案内を掲載しています——

「フジサンケイ広報フォーラム」の12月・月例会は、産経新聞編集局社会部長兼科学部長の斎藤浩氏を講師にお招きし、「産経社会部は何を伝えたか—2012年の出来事」をテーマにお話をいただきます。

2011年の東日本大震災とそれにともなう原発事故は、依然として日本に暗い影を落としています。そんな中、今年もさまざまな事件や事故が発生しました。斎藤社会部長には、今年の主なニュースとその裏側のあまり報じられなかった事実についてお話いただきます。

月例会終了後に恒例の忘年会を兼ねた懇親会を開催します。スケジュール調整のうえ、関係部署にもお声をかけていただき、ご参加くださいますようご案内申し上げます。

テーマ/講師
  • 「産経社会部は何を伝えたか−2012年の出来事」
  • 産経新聞編集局社会部長兼科学部長 斎藤浩氏
日 時 2012年12月10日(月)
月例会:15:00〜17:00(宴会場)
懇親会:17:00〜18:00(小会議室)
会 場 日本記者クラブ 宴会場 map
(千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9F)
Tel.03−3503−2721

月例会とは

会員制情報サービス組織「フジサンケイ広報フォーラム」が毎月開催する「勉強会」です。広報担当者にすぐに役立つ情報提供を目的にしたものです。勉強会のテーマは、事件・事故、特殊ジャーナリズム、内部告発などへの対応といった危機管理やIRなど。時には企業見学会なども実施します。
月例会には、会員各社から何名でもご参加いただけます。また、テーマによっては関連部門(宣伝部や法務部など)の方のご参加も可能です。
「フジサンケイ広報フォーラム」についての説明はこちら