情報調査部

フジサンケイ広報フォーラム

広報セミナー(開催レポート)

憂慮される現代日本人の「言語力」の低下

コミュニケーションの基本は、聴いて、書いてから喋ること
日 時: 2012年3月21日(水) 15:00〜17:00
会 場: 日本記者クラブ 宴会場
講 師: フジテレビジョン 動画サイト「見参楽」パーソナリティ  塚越孝 氏

フジサンケイ広報フォーラム3月の月例会は、フジテレビジョンの塚越孝(つかごし・たかし)氏を講師に迎え、「とっさのひと言があなたを救う」をテーマに、言葉の持つ力やその重要性についてお話いただきました。当日は参加者全員に、俳優やアナウンサーの発声練習や滑舌の訓練に使われる「ういろう売り」(歌舞伎の劇中に使われる長い科白)に挑戦してもらいました。

講演要旨

言語力の基本は聴く力と解説する講師の塚越孝 氏 言語力の基本は聴く力と解説する講師の塚越孝 氏

フジテレビジョンでは、インタ-ネットとテレビとの融合を目指して動画サイト「見参楽(みさんが!)」を配信している。双方向性を活かして、視聴者参加型の番組作りに取り組んでいる。この中の番組「お台場寄席DOUGA」は、生の落語を聴いているようだと大変な反響をいただき、昨年iTunesの年間ランキングで1位となった。他の芸能に比べ地味な落語が人気を博している裏には、現代人のコミュニケーション力への渇望があるのではなかろうか。

言葉の持つ力に最初に触れたのは、東京オリンピック開会式での実況アナウンサーのコメントだった。当日の天気を「世界中の青空を集めたような」と表現して、これ以上にない晴天であることを視聴者にわかりやすく伝えたのだ。聞く人の心に突き刺すコメントを発するには、予め情報を集めて整理し、自分の考えと言葉で相手に伝える能力が必要だ。こうした筋道を立てて話す能力は、聴いて→書いて→喋るという順序の訓練をすれば、誰もが体得できる。

「ういろう売り」の発声を指導
「ういろう売り」の発声を指導

とはいえ、喋るということに関しては、これを生業としているアナウンサーなどのプロには、一般の人々は敵わないと思っている人も多い。だが、これも日頃の練習の成果であって、喋ることに慣れれば、ある程度のレベルに達することが可能だ。結局のところ、プロとアマチュアの違いは、間違ったアナウンスやアクシデントが発生したときに、いかに適切な「リカバリー・コメント」を発することが出来るかどうかにかかっていると思う。そのためには、言葉のもつ意味を正しく理解する訓練が欠かせない。

——以下、参考用に今回の月例会の御案内を掲載しています——

「フジサンケイ広報フォーラム」の3月・月例会は、フジテレビの動画サイト「見参楽」パーソナリティ・塚越孝氏を講師にお招きし、「とっさのひと言があなたを救う」というテーマで、話術に関するエピソードや発音を滑らかにするためのトレーニング方法についてお話をいただきます。当日は、ご出席いただいた方の中から数人に、実際にこのトレーニングに臨んでいただく予定です。

講師の塚越氏は、ニッポン放送、フジテレビアナウンサーの経験を活かし、フジテレビが逸早くネットとの融合をめざし、昨年スタートした動画サイト「見参楽(みさんが!)」の立ち上げから関わり、担当する番組「お台場寄席DOUGA」は、itunes年間ランキングのベスト1に選ばれました。本月例会は二度目の登場。今回は、参加者全員に発声も含めた実践訓練を施し、話術の愉しさを体得していただきます。

スケジュール調整のうえ、関係部署にもお声をかけていただき、ご参加くださいますようご案内申し上げます。

テーマ とっさのひと言があなたを救う
講 師 フジテレビジョン 塚越孝(つかごし・たかし)氏
日 時 2012年3月21日(水) 15:00〜17:00
会 場 日本記者クラブ 宴会場 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)

月例会とは

会員制情報サービス組織「フジサンケイ広報フォーラム」が毎月開催する「勉強会」です。広報担当者にすぐに役立つ情報提供を目的にしたものです。勉強会のテーマは、事件・事故、特殊ジャーナリズム、内部告発などへの対応といった危機管理やIRなど。時には企業見学会なども実施します。
月例会には、会員各社から何名でもご参加いただけます。また、テーマによっては関連部門(宣伝部や法務部など)の方のご参加も可能です。
「フジサンケイ広報フォーラム」についての説明はこちら