商品研究レポート

家庭の節電対策
(2011年夏)
東日本大震災による電力不足により、今夏(7〜9月)は使用電力の15%削減が求められていますので、家庭でできる「節電対策」をまとめました。
東日本大震災による電力不足により、今夏(7〜9月)は使用電力の15%削減が求められていますので、家庭でできる「節電対策」をまとめました。
対策は、(1)平日の在宅者ができる (2)過度な「ガマン」を強いない (3)経済的負担はできるだけ避ける ことを念頭に、電力需要が最大になる「平日のピーク時(12〜16時)」と「それ以外の時間帯」に分けて検討しました。
各家庭により実施が困難な対策もあると思いますが、できるだけ多くの対策をすることが大きな節電になりますので、ご協力をお願いいたします。
14時頃に全体の電力需要が最大になる
夏期の1日の電力需要(最大需要発生日)
<資源エネルギー庁推計>

夏の日中(14時頃)の消費電力(全世帯平均)
<資源エネルギー庁推計>

家庭でできる「節電対策」(1)
平日ピーク時(12時〜16時) | 平日ピーク時以外及び休日 | |
家電全般 | できるだけ使わない! <特に1000W以上のもの> |
必要最小限の使用を心がけ、 主電源を切る、プラグを抜く習慣を! |
エアコン 600〜1200W |
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冷蔵庫 50〜300W |
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テレビ 50〜300W |
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照明 50W〜 |
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温水洗浄便座 400〜1200W |
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パソコン 100〜300W |
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平日ピーク時(12時〜16時) | 平日ピーク時以外及び休日 | |
待機電力 0.1W〜 |
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電子レンジ 1000〜1400W |
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炊飯器/電気ポット 800〜1200W |
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食器洗乾燥機 800〜1200W |
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洗濯/乾燥機 500〜1000W |
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掃除機 800〜1000W |
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浴室乾燥機 1000W〜 |
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ヘアドライヤー 800W〜 |
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アイロン 1000W〜 |
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充電器 (携帯電話等) 5W〜 |
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録画機器 (BD/DVD等) 50〜100W |
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家庭でできる「節電対策」(2)
● 家電ごとに消費電力を調べる
→ 本体や取扱説明書で確認し、ピーク時の使用の参考に
● すだれやグリーンカーテンで陽射しを遮り、朝夕に打ち水を
→ エアコンの負荷を抑える
● 部屋着やパジャマ等の工夫
→ エアコンの稼働時間を短縮
● 主電源を切る、電源プラグを抜く習慣を
→ 待機電力の削減
● 電気メーターを定期的にチェックする
→ 消費電力量の傾向を把握し、節電意識を喚起する
● 家を無人にする(健常者のみに適用)
→ 家庭でできる最大の節電対策は「留守」
3つの提案
1.日中は家電をできるだけ使わない!
→ 1000W超の家電はピーク時を避け、それ以外も厳選して
2.晴天の平日は外出しよう!
→ →プールに行ったり、量販店/デパートで買い物、図書館で宿題など
3.休暇を取って避暑地に行こう!
→ できるだけ長期間留守にすると節電効果は絶大
測定を依頼される場合のご注意
測定したいガスに対応した検知管が販売されていたとしても、測定条件やガスの種類によっては当研究所ではお受けでできない場合があります。また、検知管は寿命があり常時保有している種類が限られているので、測定をご依頼の際は早めに下記の連絡先までお問い合わせ下さい
(2011.05.30 商品研究室)
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