フジテレビ商品研究所

商品研究レポート

アイロンは加熱して選ぶ

アイロンは加熱して選ぶ

店頭に並んでいるアイロンは、大型で重いコード付きのタイプと、小型で軽いコードレスタイプなどがあります。どちらを選ぶか迷ったことはありませんか?

店頭に並んでいるアイロンは、海外製の大型で比較的重いコード付きタイプと、国産の小型で軽いコードレスタイプに2極化しています。どちらを選ぶかは、その人のアイロンの使い方によりますが、店頭で選ぶ際、滑りやすさのチェックをする場合は、できるだけアイロンを加熱してから試しましょう。

かけ面の温度で滑りが変わる

海外製の大型アイロンと国産の小型コードレスの、重量とかけ面の滑りやすさを測定した結果が表1です。海外製、国産共かけ面が冷えているときに比べ、かけ面の温度が高いときの方が滑りがよいことがわかります。また、温度が高いと、大型と小型の差が小さくなっています。温度が上がってかけ面が滑りやすくなるかどうかは、かけ面の材質や加工方法によって変わります。

アイロンのかけやすさは、かけ面の滑りが大きなポイントになるので、店頭で機種を選ぶ際、できれば店員さんにお願いして通電して滑りを試してみてください。

【表1】重量とかけ面の滑りやすさ
重量(g) 滑らせるのに
必要な力(g)
常温
滑らせるのに
必要な力(g)
加熱(麻)
海外製(大型コード付き) 1246 350 155
国産(小型コードレス) 791 175 90
(注)加熱時の測定は、麻に設定しかけ面の温度が安定してから測定した。

滑りやすさの試験

重さは使い方による

海外メーカーは、アイロンは大型で重い方がよくかかると言っています。大型のアイロンは、面積の大きなシーツなどは一気にかけられるし、自重で押しつけるのでシワもよく伸びます。また、滑りのよいかけ面であれば、比較的小さな力で滑りだします。

ただ、ボタンの間や襟など細かい部分は、取り回しの良い小型のアイロンの方が楽にかけられますし、アイロン何度も持ち上げるシャツやパンツには、軽いアイロンの方が向いています。また、住宅の中でアイロンの置き場所は意外にないものです。日本の住宅事情を考えると今後も小型のアイロンが主流になるでしょう。(写真1、2は海外製と国産のアイロンをかけたときの温まる面積を熱画像撮影装置で撮影した画像です。温まる面積はかけ面が大きくなるほど広がります)

アイロンをかけたときの温まる面積

使い方、主に何をかけるのか、住環境などの諸条件を考慮して、大きくて重めのアイロンを選ぶか、小さくて軽いアイロンを選ぶかを決めればよいでしょう。大きいアイロンと小さいアイロンのメリット、デメリットを表2にまとめました。

【表2】大きいアイロン小さいアイロンのメリット、デメリット
メリット デメリット
海外製・
大型コード付き
1回にかけられる面積が大きい
押しつけなくても、生地に力がかかる
蒸気の量が多い
持ち上げるのがたいへん
収納場所を取る
国産・
小型コードレス
取り回しが楽
収納場所が省スペース
力がかからない(好みによる)
タンクが小さい
スチーム量が限られる

(2004.06.17 商品研究室)

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