エフシージー総合研究所・フジテレビ商品研究所

2009年研究発表

日本家屋害虫学会第30回記念大会

日時と場所: 2009年4月2日〜4日 香川大学医学部国際医動物講座

要旨

1)分子・生理小集会(4月1日)
タバコシバンムシとマイコトキシン産生カビとの関係
川上 裕司1),2) 1)(株)エフシージー総合研究所IPM研究室,2)ランビエンテ修復芸術学院
Relation between the cigarette beetles, Lasioderma serricorne and fungi that produces mycotoxin
Kawakami, Y. 1),2)
1) Laboratory of Environmental Science, FCG Research Institute, Inc.
2) Istituto per il Restauro L’ AMBIENTE PALAZZO SPINELLI -Tokyo

演者は,タバコシバンムシが人の住環境中に極めて普通に生息し,体表面と消化管からは公衆衛生上有害な真菌と細菌が分離されることを報告してきた(家屋害虫1996,1997など;衛生動物2002, 2008など;マイコトキシン2006など;応動昆2007など)。体表からは,mycotoxin産生菌として知られるAspergillus flavus,A. fumigatus,A. ochraceus,A. versicolor ,Chaetomiun globosum,Fusarium oxysporum,Penicillium expansum,Trichoderma viride などが分離されている。本種から分離された A. ochraceus のochratoxin A 産生能を分析した結果,31株中29株に強い産生能があることが判った。本種がA. ochraceusのcarrierとなることによる,食品のochratoxin汚染の可能性が懸念される。また,SEMによる観察から,前胸背板などの体毛に付着するカビ胞子が「胞子由来の粘着物質」によって固定されていることが明らかになった。この傾向は,人為的にカビ胞子を付着させた場合にも同様であった。小集会では,本種とmycotoxin産生カビとの関係について,これまでのデータを総括する。


2)一般演題・口頭発表(4月3日)
タバコシバンムシに付着する Aspergillus ochraceus
橋本 一浩1),川上 裕司1),陰地 義樹2)
1)(株)エフシージー総合研究所IPM研究室,2)奈良県保健環境研究センター

環境科学研究室では、「ダニ」「カビ」「微小昆虫類」「抗菌性評価」など
室内環境の有害生物の研究・調査に対応いたします。

【室内環境生物分野の試験および研究】
  • 室内環境中で健康被害を及ぼすダニ・微小昆虫類・カビなどの研究
  • 喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルゲンとなる生物の研究
  • 大学や国公立の研究機関との共同研究
  • 空気清浄機の除菌性能評価、抗菌素材の性能評価などの商品実用試験
  • 異物混入検査

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