vol.6 観葉植物の冬越し方法
〜ガジュマルの上手な冬越し方法〜

 12月に入ると、マフラーや手袋をした人を多くみかけます。この時期でちょっと気になるのは、観葉植物の冬越し方法です。
 観葉植物には、耐寒性の強い植物もありますが、熱帯性の植物には屋外では冬を越えられないものもあります。今回は、ガジュマルの冬越し方法を解説します。

 観葉植物の冬越し方法

「ガジュマルの育て方」

 ガジュマルは亜熱帯で育つ常緑の高木で、厚い葉とふっくらとした太めの幹が特徴です。日本では沖縄などの亜熱帯地域で多く見られ、大きくなると20メートル以上にもなります。
 沖縄では観葉植物のおみやげ品として、幼木の鉢植えが売られていて、都内の園芸ショップでも鉢植えで売られています。

 ガジュマルは観葉植物の中でも耐寒性が強い方で、5℃以下にしなければ、冬場も問題なく超えられます。ただし、東京では雪も降ることがありますので、屋外に植えるのは無理かもしれません。都内で育てる場合は、鉢植えの観葉植物として育てるようにしましょう。

 暖かい時期は戸外の明るい場所に出してあげてください。日光を好みますが、真夏の強い直射日光は、葉が焼けてしまう場合があるので避けてください。冬場は暖かい屋内で越冬させてください。室内に置くときには、以下の点に注意をしてください。


「冬場は、なるべく寒暖差のない場所に置く」

 冬の窓際は昼夜で寒暖差が激しいので、窓際に置くのはできるだけ避けてください。大きな鉢は部屋の中央に置いて、小さい鉢は、夜には段ボールの箱やビニール袋をかぶせてください。


「なるべく高い所に置く」

 床面は冷えきっていることが多いので、床面よりも高い位置に置くのがおすすめです。冬場は棚の上や発砲スチロールなどの台の上に置くようにしてください。


「水はやや少なめで。受け皿に水をためない」

 気温が5℃前後になると休眠に近い状態になりますので、この時期は水はやや少なめにします。ただし水をあげないと枯れてしまいますので、定期的に水をあげるようにしてください。日中の温かい時間帯にベランダや庭に出して水をあげて、完全に水が落ちてから屋内に戻します。冬でも暖かい日はなるべく太陽光に当ててあげてください。

ガジュマルの冬越し方法

 沖縄では、ガジュマルの成長した大きな木は「キジムナー」という子どもの精霊が住むと言われ、古くから大切にされています。末永く、大切に育ててあげてください。

(2012.12.03)

IPM研究室