【研究所コラム】知っておくと怖くない!暮らしの中の悪玉生物たち
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Vol.8 【イエニクダニ対策】 湿度を70%以下にして換気 
 
イエニクダニ 地球温暖化をはじめ環境問題は深刻な問題です。その表れでしょうか、身近な室内環境にも少しずつ変化が見られます。室内のチリやホコリの中にいるダニを調べると、季節によって違いがみられます。

 ダニの発生は梅雨から夏場がピーク。アレルギー性のぜんそくやアトピー性皮膚炎の原因になるヒョウヒダニ類や刺されるとかゆいツメダニ類は高温多湿の6〜9月に多く発生します。

 しかし冬場にも小さなピークがみられ、12月から1月にかけては低温多湿の条件でよく繁殖するニクダニ類が発生します。

 イエニクダニ(写真)は温度15度、湿度70%以上の条件を好み、北欧の住宅で大量発生します。室内環境の変化から日本でもこのダニが増える傾向にあります。高断熱高気密の住宅構造に加え、加湿器を使うことで結露を引き起こし、知らないうちにイエニクダニに快適環境を与えてしまうのです。またダニのエサになるカビが生えたり、床や寝具が湿った状態が続くと、他の種類のダニも恒常的に発生させてしまいます。

 室内に発生するダニは、50%以下の湿度に弱く乾燥する冬場は本来ニガ手です。温湿度計を居間や寝室に用意して、湿度を70%以下に保ち、換気にも気をつかって結露しないようにすることが一番の対策です。

エフシージー総合研究所 環境科学研究室 川上裕司)
 
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